健軍でなるべく痛くない親知らず抜歯を検討中の方へ

疑問や不安をお持ちではないでしょうか。

　「親知らずは抜いた方がいい」

とよく言われますが、それは親知らずで
リスクが生じることがあるからです。

腫れや痛みもなく、将来的なリスクも低ければ、歯を残すという選択も十分可能です。

　奥ですが、ちゃんとまっすぐ生えていて
きちんと磨けて、維持できる状態であれば
残すことは可能です。

　親知らずは、残すメリットもあります。

　一概に「親知らず抜歯」といっても、数秒で終了できる歯から30分を超える処置になってしまう歯もあります。
　抜歯される方にはあらかじめその歯の状態、予想される術式と起こりうる合併症などをきちんと説明します。


　さて、実際の抜歯の手順は
1.問診・説明
2.消毒
3.疼痛緩和のため表面麻酔の上で局所麻酔(親知らずが深い場合は広範囲に効く伝達麻酔)
4.休憩
5.抜歯術
　(数秒で終わる歯もあれば、歯を分割する必要のあるものもあります。
　　歯の状況に応じて、事前にご説明します
　　抜歯は可能な限り痛みの起こらないよう行います)
6.止血確認
7.術後の注意事項の説明
9.終了です。


翌日には創部の洗浄と経過観察に受診をしていただくことが望ましいです。

　体から1本歯が無くなるわけですから、抜歯後はそれなりに腫れや痛みは生じます。
ただ、腫れや痛みの程度は、抜いた歯の状況によりかなり異なります。
(当院の場合、例えば、上の親知らずはほとんど痛みが出ないことが大半ですが、 反対に下の埋まった状態・大きな虫歯の親知らずの場合は鎮痛剤がしばらく必要なことが多いです。)

　歯を抜いた後の穴が完全に治るには数か月かかります。 ですから、歯ぐきがある程度塞がるまでは、食べかす等がたまらないように、こまめにうがいや清掃が必要です。

食べかすがたまったままになると、それを栄養にばい菌が繁殖して、 抜歯とは違う痛みが長く続くこともあります。

当院では可能な限り『抜歯中は痛みがない』となるよう心掛けています。
また、抜歯前後の不安や痛みを少しでも和らげるために、様々なことに取り組んでいます。